みなさんこんにちは。
神奈川県内でペーパードライバー専門の出張教習をしているHOP STEP DRIVE !!です。
「運転が怖い…」
「横浜の道って、なんだか難しそう」
そんな不安を感じていませんか?
実は横浜は、ペーパードライバーにとって 「失敗しやすい条件」がそろった街でもあります。
でも、大丈夫。
横浜でつまずきやすいポイントには、はっきりした“パターン”があります。
よくある「失敗パターン」とその対策を知っておくだけで、運転に対する不安はぐっと軽くなります。
そこで今回は、横浜の道路環境を踏まえて、ペーパードライバーが陥りやすい失敗10選と対策 をまとめました。
この記事でわかること
「なぜ失敗するのか?」「どう考えれば防げるのか?」
が分かり、横浜の道でも落ち着いて運転できるようになります。
横浜の道路環境そのものを詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
横浜のペーパードライバーが陥りやすい失敗10選|よくある原因と対策

失敗❶【右折】対向車・歩行者を見落としてしまう
よくある失敗パターン
- ・接近している対向車に気がつかない
- ・対向車のスピード感を読み違える
- ・対向車線上で停止してしまう
結論:右折判断は「交差点の中心で」が基本。未来の予測で失敗激減。
【なぜ横浜で起きやすい?】
横浜市内は多車線道路が多く、交差点が広かったり、流れの速い道路なのに右折レーンが設けられていない交差点も多いため、 判断ミスをしやすい道路環境といえます。
そのため、次のような理由による右折の判断ミスが発生しやすくなります。
- ・交差点への進入速度が速い(落とし切れていない)
- ・交差点の中心を意識できていない(手前まで進めていない)
- ・横断歩行者の進行速度と自分の通過速度を計算できていない
【対策ポイント】
①交差点の中心がもっとも全体の状況判断がしやすい場所!
交差点の中心付近は…
- ・対向車線
- ・横断歩道
- ・曲がる先の道路
がもっとも確認しやすい場所となっています。
右折を開始するときには落ち着いて通行できるようになるまで何度も練習しましょう。
②「2,3秒先の未来」を予測する
交差点付近は車以外にもいろんな人々が行きかう場所。
当然、状況も刻々と変化していきます。
通過する時には2,3秒後に自分はどこにいて、他の車や人はどこにいることが考えられるのかを予測できるようになりましょう。

数秒後の未来予測がカギになる!
失敗❷【左折】大回りになってしまう
よくある失敗パターン
- ・対向車線側へふくらみすぎ蛇行する
- ・内側の縁石や歩行者が気になりハンドル操作が遅れる
結論:左折は「前タイヤ基準+早めの減速」で、横浜の狭い道でも安定
【なぜ横浜で起きやすい?】
住宅街では歩行者や自転車の数が多いことに加えて道幅が急に狭くなり、どうしても交差点の近くに電柱・自転車・歩行者が密集しやすくなってしまうのが横浜の特徴です。
次の事を全て踏まえていないと大回りしやすくなってしまいます。
- ・曲がっていく内側のタイヤの軌道の差(内輪差)
- ・前輪が縁石部分から離れはじめていないか
- ・人や障害物との距離感
【対策ポイント】
①乗用車は「前タイヤ」を基準に曲がる!
前タイヤはフロントピラー(屋根を支えているフレーム)の延長上にあります。
曲がり角でハンドル操作につながるようにタイミングをしっかりとつかむことが大切です。
車が曲がり始めたら左前タイヤが縁石部分から離れないようにハンドル操作を意識してみましょう。
失敗❸【標識】一時停止・指定方向外進行禁止の標識を見落とす
よくある失敗パターン
- ・「一時停止」の見落とす
- ・補助標識による「時間指定」「車両指定」を見落とす
結論:横浜では「交差点前で標識確認」の習慣化必須
【なぜ横浜で起きやすい?】
横浜市内は一方通行や時間指定の標識が非常に多く、 住宅街ほど見落としが事故や違反につながりやすいです。
特に次の時間帯や場所では、規制・指示標識が増えます。
- ・駅周辺の道路
- ・狭い住宅街
- ・繫華街エリア
- ・朝夕のラッシュ時間帯
【対策ポイント】
交差点に進入するときは安全確認の前に、標識を確認する癖をつけることが大切。
また、信号のない交差点では優先関係判断が一時停止の有無でできる場合がほとんど。
しっかりとどちらが優先なのかを判断してから交差点に進入するようにしましょう。
「標識の意味が分からない!」という方はこちらの記事で詳しく解説しています。
失敗❹【路上停車】路肩にうまく寄せられない
よくある失敗パターン
- ・寄せすぎる/空きすぎる
- ・停める場所をなかなか決断できない
結論:時速10km以下で、角度をつけすぎず段階的に寄せる
【なぜ横浜で起きやすい?】
路上駐車が多く、停車スペースが限られる状況が頻繁に発生するため、自身の希望する停車位置に正確に寄せることが困難な場合が多い。
または、次のようなことが原因として考えられます。
- ・寄せる前に速度を十分に落とし切れていない
- ・寄せるときの角度が急すぎる
- ・幅寄せが苦手
【対策ポイント】
①寄せる前にしっかりと減速しておく
・停車速度は時速10㎞以下に落としてから寄せていく
なぜ時速10㎞以下なの?
細かな動きをコントロールしやすくなる速度なんだ。
②ゆるかやな角度で2回くらいに分けて寄せていく
少しずつ寄せることで慣れていく方法が有効。
③まずは「基本の寄せ方」を覚えよう
左の車体感覚が身についていないうちは寄せるのも苦労しますが、運転席から道路の端がどのように見えるのかを理解しておきましょう。
例えば、道路脇の白線にピッタリと寄せたい場合には、白線をダッシュボードの中央に見えるように意識してみましょう。(写真参照)
中央にピッタリと合わせることができれば、サイドミラー上で寄れていることが確認できます。

失敗❺【ブレーキ操作】カクッと止まってしまう
よくある失敗パターン
- ・信号待ちで毎回「カクッ!」と止まってしまう
- ・直前の黄色信号などで急停車する
結論:横浜の信号の多さ対策は「早め減速+ブレーキ量の調整」を意識する
これは初心者あるあるね!
【なぜ横浜で起きやすい?】
信号や横断歩道が多く、人の流れも豊かであるため、停止する場面が頻繁に訪れ、調整が難しくなります。
他にはこんなことが原因として挙げられます。
- ・坂が多くて急なため、止まるまでの減速が不十分になってしまいやすい
- ・視点が近いため「止まる」状況の予測が遅い
【対策ポイント】
速度に比例したブレーキ量で加減する。
例えば、速度の速い時にはブレーキの踏み込みも強く、減速するにつれて弱めてみましょう。
ブレーキの踏み方のコツは状況に合わせて強弱をつけること。
毎回同じようなブレーキの踏み方ではなく、速度や止まる距離に合わせて踏み方を変えてみましょう。
失敗❻【車線選択】車線選択が遅れて交差点を曲がり損ねる
よくある失敗パターン
- ・車線選択の準備ができず右折(左折)レーンに入れない
- ・進路変更禁止(黄色線)を見落とす
結論:ナビ画面で次の曲がる方向を予め確認しておく
【なぜ横浜で起きやすい?】
新横浜などの多車線道路エリアでは交差点を曲がったあとにも多車線が続きます。
次の曲がる方向へ移動しやすい車線選びができないと目的の方向へ曲がり損ねてしまいます。
【対策ポイント】
ナビゲーションの案内は聞き取りにくいこともありますので、画面上での確認が一番です。
- ・曲がる予定の交差点の直前ではなく、一つ手前の交差点で次の曲がる方向を確認する
- ・次に曲がる方向側の車線に早めに移動する
このように次の行動への情報を常に更新しながら運転するのがポイントです。
また、ナビ案内の距離である「1㎞、700m、500m、300m、100m」という距離感にも慣れておく必要があります。
失敗❼【駐車】タイヤの向きが分からなくなる
よくある失敗パターン
- ・タイヤの向きを正確に戻せないので車体がぶれてしまう
- ・ハンドルの傾きに気づかず車体が傾いたまま駐車が完了する
結論:ハンドルの回転量とタイヤの向きの「見える化」で駐車の不安解消
【なぜ横浜で起きやすい?】
コインパーキングや狭い駐車場が多く、 微調整が必要な場面が多いためです。
またハンドルの回転量などを把握する必要があります。
【対策ポイント】
タイヤの向きを知る方法はいくつかあります。
- ①窓などから直接みる
- ②ハンドルの最大回転量を確認する
- ③バックモニターに映るハンドル連動のガイドラインを確認する

最近は、バックモニター上のガイドライン黄線線)がハンドルと連動している車が増えています。
失敗❽【駐車】幅寄せでドツボにはまる
よくある失敗パターン
幅寄せしようとするとドツボにはまって直せなくなる
結論:幅寄せは「位置調整」と「平行修正」を分けて考える
【なぜ横浜で起きやすい?】
横浜市内には隣との間隔が狭い駐車場が多く、 幅寄せの精度が求められます。
幅寄せの手順や見るべきポイントを理解できていないと困難になるでしょう。
【対策ポイント】
幅寄せは手順が多く、ポイントを間違えるとどんどん深みにハマってしまいます。
- ①車体の位置を移動させる方法
- ②傾いた車体を線と平行に直す方法
この2つのポイントをしっかりと把握することが基本となります。
特に「②傾いた車体を線と平行に直す方法」は前進後退両方でできるように練習しましょう。
失敗❾【駐車】外側へふくらんでしまう
よくある失敗パターン
- ・何度やっても大回りに外側へ流れてしまう
- ・逆に小回りになり過ぎてしまう
結論:横浜の狭い駐車場では「後輪の最終位置」を先決め
【なぜ横浜で起きやすい?】
隣に車や障害物がある駐車場が多く、 後輪の軌道イメージが難しくなります。
また、軌道の内側のタイヤの通り方がイメージできていないとうまくコンパクトに曲がれません。
【対策ポイント】
バックの場合には特に内側の後輪の軌道イメージが大切です。
特に隣りに駐車車両や障害物がある場合にふくらみやすいので、最終的な後輪の到達場所と軌道イメージをつかめるように練習しましょう。
失敗❿【練習方法】家族に教わって余計に混乱する
よくある失敗パターン
- ・横から指示されているが言っていることが分からない
- ・怒られて結局運転のやる気がなくなる
結論:教えてもらうのは「答え」より「考え方」
【なぜ横浜で起きやすい?】
難しい道路環境の中での運転では不慣れな操作に気を取られてしまいやすく、複数の指示や難しい指示が入ると判断が追いつかなくなるためです。
【対策ポイント】
・「やり方」だけではなく「なぜそういう方法をとるのか?」という考え方を教えてもらう
・難しい場合はプロに教えてもらうことを検討してみる
家族のサポートが逆効果になることも?
家族に運転練習に付き合ってもらうとよくあるのが、「つい言いすぎる」ことです。
運転ができる人からすると、ついつい口出ししたくなってしまうものです。
例えば、難しい数学の問題の答えを先に言われても解き方が分からないのと一緒で、問題解決には本人に考えさせた上で解き方を教えるのが効果的。
「言いすぎ」は本人のプレッシャーになり、自己解決できない運転者になってしまいます。
FAQ|横浜のペーパードライバーのよくある質問

Q1. 横浜はペーパードライバーには運転が難しい街ですか?
A. 坂道や狭い道が多いため難しく感じやすいですが、ポイントを押さえて練習すれば十分に運転できる街です。
Q2. 横浜でペーパードライバーが最初に練習すべき場所は?
A. 交通量が少なく、道幅が比較的広いエリアや時間帯を選ぶのがおすすめです。
Q3. 家族に教わるのと、ペーパードライバー講習はどんな違いがある?
A. 講習では、横浜の道路環境にあった運転をアマチュアでは気づけないプロの視点で体系的に学べるため、再現性のある運転を最短で身に着けられます。
安心して乗れるようになる人の共通点

安心して運転できる人は、特別な才能があるわけではありません。
考え方と習慣が大切になるのですが、安心感が出てくる人の共通点をみてみましょう。
①完璧を求めすぎない人は伸びやすい
自信はたった数回の練習では身につきません。
続けることを最優先として、運転に対する自己評価も、完璧ではなく6~7割くらいできていればOKというマインドセットを持つ人が成長しやすいといえます。
②小さな成功体験を積み重ねている
「あれ、なんかできちゃった?」でもいいし「なんとか成功した」でもいいので、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
瞬間的には上達を実感しにくくても後からじわじわと効いてきます。
成功体験が運転の恐怖心を減らしながら、楽しさを増加させます。
③ブランクを空けすぎない工夫をしている
運転する期間が3か月以上あいてしまうと一時的にできていたこともだんだん忘れていきます。
可能であれば1ヶ月に1度は運転する機会をつくるのが理想です。
カーシェアなどを利用する場合は予定が決まっていなくてもいいので、先に車両予約を確保しておきましょう。
④ミスを「改善材料」として扱っている
ペーパードライバー講習などでありがちなのですが、初心者のうちは指導者の判断に頼りすぎてしまう傾向があります。
ある程度慣れてきたタイミングで目的地までの道のりを全て自分で判断する方向にシフトしていきましょう。
その中で失敗してしまったり、ヒヤッとする場面が必ずでてきます。
そこからふりかえりをして改善ポイントをみつけていけると急成長していきます。
逆に安心感がなかなか感じられない人の共通点は次のようなことがあるので気をつけましょう。
毎日の生活の中でできる“ゆるトレ”

横浜では自宅に自家用車がない人も多いと思いますので、実際に運転しなくてもできるイメージトレーニング(=ゆるトレ)をご紹介していきます。
ゆるトレの目的は、運転操作を覚えることではありません。
「判断に使う情報を、生活の中で自然に集める力」を育てることです。
通勤やお出かけの中で、「徒歩」や「バス移動」などの際に思い出したら取り組んでみましょう。
標識を見るゆるトレ:所要時間1~2分程度
歩いているときや助手席に乗っているときに、「ここは一時停止かな?」と考えて標識を探すだけでOK。
とにかく道路上にある標識をみつけていきましょう。。
意味が分からない標識は暇なときに調べられれば理想ですが、放置でも大丈夫です。
これで「標識を見つける眼」を養います。
横浜は一方通行など重要な標識が多いので特に有効
他車の動きを観察するゆるトレ:立ち止まっているとき
他の車が運転行動の中でどういう操作をしているかを観察します。
どんなタイミングで行い、何か工夫は見られたかなどをみつけてみてください。
もちろんみつからなくても全然OKです。
狭い場所などでの工夫を観察できたら最高ですね。
動画などの素材を使ったゆるトレ:所要時間3分程度
YouTubeなどの動画素材も暇なときに見やすい教材です。
ペーパードライバー向けの動画でイメージや失敗例をみておきましょう。
Googleマップやストリートビューを活用する:所要時間5分程度
目的は道を暗記することではなく、「右折が多い」「道が急に狭くなる」など道路には小さな変化があるのを知ることです。
徒歩では気がつかない小さな発見があります。
狭い住宅街を“運転前に見る”だけでも準備になります。
ゆるトレのポイント
ゆるトレはやってもやらなくても、よく分からないところがあっても大丈夫。
なんとなくやろうとした——それだけで十分です。
まとめ|横浜でペーパードライバーが安心して運転するためのポイント
ここまで、横浜のペーパードライバーの方が陥りがちな失敗の例や改善策をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめると、
まとめ
- ・横浜は「多車線・坂道・狭い住宅街」が多く、失敗には共通パターンがある
- ・失敗は技術不足ではなく「判断ポイントを知らない」ことが原因な場合が多い
- ・各場面での結論(見る位置・考え方)を押さえるだけで不安は大きく減る
- ・安心して乗れる人は、完璧を求めず小さな成功と改善を積み重ねている
- ・実際に運転しなくても、標識・他車・地図を見る“ゆるトレ”が判断力を育てる
大切なのは「失敗=ダメなこと」と決めつけないこと。
ひとつずつ丁寧に、ゆっくりでOK。
あなたのペースで、「運転できる自分」へ近づいていきましょう。
もし「一人での練習が不安」「この判断で合っているか分からない」と感じたら、無理せずプロの手を借りるのも一つの選択です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
HOP STEP DRIVE !!で「失敗」を「成功体験」に!
HOP STEP DRIVE !!ペーパードライバー講習は、横浜市内の道路を使った実践練習だから、家の近くで実際に役立つ情報や運転が身につきます。
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