
みなさんこんにちは。
ペーパードライバー専門教習のHOP STEP DRIVE !!です。
「運転が怖い」
「やっぱり私には向いてないかも…」

そんな風に感じていませんか?
実はこの不安、多くのペーパードライバーが抱えているものなんです。
怖さの原因は人それぞれ。
たとえば……
怖いと感じる理由
- ・ブランクが長すぎて感覚を忘れてしまった
- ・動画やSNSで事故映像を見て怖くなった
- ・家族に怒られた経験がトラウマに
- ・過去の失敗が頭から離れない
一度でも「怖い」と感じると、なかなか再チャレンジしづらくなってしまいますよね。
でも、大丈夫。
よくある「失敗パターン」とその対策を知っておくだけで、運転に対する不安はぐっと軽くなります。

そこで今回は実際の講習でもよく見られる、ペーパードライバーの失敗例と対策法をご紹介していきます。
ペーパードライバー講習でよくある失敗例と対策
❶右折時の対向車や歩行者を見落してしまう
よくある失敗パターン
・接近している対向車に気がつかない
・対向車の接近速度を見誤る
・対向車の同線上で停止してしまう
【原因は?】
・交差点への進入速度が速い(落とし切れていない)
・交差点の中心を意識できていない(手前まで進めていない)
・横断歩行者の進行速度と自分の通過速度を計算できていない
【対策ポイント】
①交差点の中心がもっとも全体の状況判断がしやすい場所!
交差点の中心付近は、
・対向車線
・横断歩道
・曲がる先の道路
がもっとも確認しやすい場所となります。
これを意識しながら落ち着いて通行できるようになるまで何度も練習しましょう。
②「2,3秒先の未来」を予測する
交差点付近は車以外にもいろんな人々が行きかう場所。
当然、状況も刻々と変化していきます。
通過する時には2,3秒後に自分はどこにいて、他の車や人はどこにいることが考えられるのかを予測できるようになりましょう。


数秒後の未来予測がカギになる!
❷左折時に大回りになってしまう
よくある失敗パターン
左折のときに通行位置がふくらんでしまう
【原因は?】
・タイヤの軌道や内輪差を意識できていない
・タイヤを曲げるタイミングが遅い
・確認に気を取られすぎている
【対策ポイント】
①乗用車は「前タイヤ」を基準に曲がる!
前タイヤはピラーの延長上にあります。
曲がり角でハンドル操作につながるようにタイミングをしっかりとつかむことが大切です。
❸重要な標識を見落してしまう
よくある失敗パターン
・「一時停止」、「指定方向外進行禁止」や「時間指定」(補助標識)を見落してしまう
【原因は?】
交差点内の安全確認を意識するあまり、標識に意識が向けられていない
【対策ポイント】
交差点に進入するときは安全確認の前に、標識を確認する癖をつけることが大切。
また、信号のない交差点では優先関係判断が一時停止の有無でできる場合がほとんど。
しっかりとどちらが優先なのかを判断してから交差点に進入するようにしましょう。
❹うまく路肩に寄せて停車できない
よくある失敗パターン
・「寄せすぎ」または「空きすぎ」のどちらか
【原因は?】
・速度を十分に落とし切れていない
・寄せるときの角度が急すぎる
・ちょうどよく寄せたときの縁石の見え方を知らない
【対策ポイント】
①寄せる前にしっかりと減速しておく
・停車速度は時速10㎞以下に落としてから寄せていく
なぜ時速10㎞以下なの?


細かな動きをコントロールしやすくなる速度なんだ。
②ゆるかやな角度で2回くらいに分けて寄せていく
少しずつ寄せることで慣れていく方法が有効。
③まずは「縁石(白線)がダッシュボードの中央にみえる」を意識してみよう
ダッシュボード上の寄せたい縁石(白線)の見え方で大まかな寄せ加減を微調整できる。

❺ブレーキの調節がなかなか上手くいかない
よくある失敗パターン
信号待ちで毎回「カクッ!」と止まってしまう
これは初心者あるあるね!

【原因は?】
・止まるまでの減速が不十分なことが原因
・視点が近いため「止まる」状況の予測が遅い
【対策ポイント】
①速度に比例したブレーキ量で加減する。
ブレーキの踏み方のコツは状況に合わせて強弱をつけること。
毎回同じようなブレーキの踏み方ではなく、速度や止まる距離に合わせて踏み方を変えてみましょう。
❻サイドミラーをみる余裕がない
よくある失敗パターン
ミラーを見ようとするとハンドルなどの他の操作がおろそかになる
【原因は?】
恐怖心が強く、基本操作にも余裕がない
【対策ポイント】
まずは、3時間の運転を目標にしてみよう。
しっかりと基本操作を安定してできるように身体に叩き込もう!
どうして3時間なの?


「3時間」が気持ちに余裕が出始める目安の時間だからだよ。
❼駐車するときタイヤの向きが分からない
よくある失敗パターン
タイヤの向きを真っ直ぐに戻せないので車体がぶれてしまう
【原因は?】
ハンドルが左右どのくらい回転するのか、どう回せば元に戻るのかを知らない
【対策ポイント】

タイヤの向きを知る方法はいくつかあります。
①窓などから直接みる
②ハンドルの最大回転量を確認する
③バックモニターに映るハンドル連動のガイドラインを確認する

❽駐車でうまく幅寄せができない
よくある失敗パターン
幅寄せしようとするとドツボにはまって直せなくなる
【原因は?】
幅寄せの手順や見るべきポイントを理解できていない
【対策ポイント】
幅寄せは手順が多く、ポイントを間違えるとどんどん深みにハマってしまいます。
①車体の位置を移動させる方法
②傾いた車体を線と平行に直す方法
この2つのポイントをしっかりと把握することが基本となります。
特に「②傾いた車体を線と平行に直す方法」は前進後退両方でできるように練習しましょう。
❾駐車でいつも外側にふくらんでしまう
よくある失敗パターン
何度やっても大回りに外側へ流れてしまう
【原因は?】
軌道の内側のタイヤの通り方がイメージできていない
【対策ポイント】
バックの場合には特に内側の後輪の軌道イメージが大切です。
特に隣りに駐車車両や障害物がある場合にふくらみやすい。
最終的な後輪の到達場所と軌道イメージをつかめるように練習しましょう。
家族のサポートが逆効果になることも?
家族に運転練習に付き合ってもらうとよくあるのが、「つい言いすぎる」ことです。
運転ができる人からすると、ついつい口出ししたくなってしまうものです。
例えば、難しい数学の問題の答えを先に言われても解き方が分からないのと一緒で、
問題解決には本人に答えではなく、考えさせた上で解き方を教えるのが効果的。
「言いすぎ」は本人のプレッシャーになり、自己解決できない運転者になってしまいます。
安心して乗れるようになる人の共通点
自信がつく人の共通点は「完璧を求めすぎないこと」
自信は数回の練習ではなかなか身につきません。
完璧にするのではなく、小さな成功体験の実感が自信につながります。
また、運転練習するときはできるだけ期間をあけずに実施すると感覚的に定着しやすくなります。
以下のような考え方を意識しながら取り組んでいければ成長を加速させることができます。
毎日の生活の中でできる“ゆるトレ”とは?
実際に車に乗らなくてもできるイメージトレーニングもあります。

「観察&分割して考える」
は、もっとも上達が期待できます。
まとめ:失敗はステップアップのチャンス
運転の失敗は誰にでもあります。
大切なのは「失敗=ダメなこと」と決めつけないこと。
むしろ、失敗こそが上達のきっかけです。
今回ご紹介したパターンを知っておけば、不安もぐっと軽くなるはず。
ひとつずつ丁寧に、ゆっくりでOK。
あなたのペースで、「運転できる自分」へ近づいていきましょう。
教習所での運転が嫌いだった私が、現在「ペーパードライバーの味方」になってる理由

最後まで読んでいただきありがとうございました!