
みなさんこんにちは。
ペーパードライバー専門教習のHOP STEP DRIVE !!です。
みなさんは生活の中で腰が痛いと感じたことはありますか?
私の場合、仕事が運転支援業なので車中いる時間が長く「腰が痛いな・・」と感じることが多いです。
同じ姿勢を長時間続ける仕事であれば、

地味に腰がつらい…
と感じる方も多いでしょう。

そこで今回は座り仕事をする方向けの腰痛の改善策についてご紹介していきます。
この記事のポイント
- ・腰痛は日本人の約7人に1人が抱えている問題
- ・仕事や育児など日常生活での負担や姿勢が影響
- ・ランバーサポートクッションが腰痛軽減効果が高い
- ・腰痛軽減と根本治療の二本軸での対策が効果的
腰痛の原因は?

日常生活では、さまざまな負荷が身体にかかり続けます。
・筋肉の疲れ・衰え
・神経を圧迫
・関節の炎症
などが原因で突発性の腰痛、いわゆる「ギックリ腰」になったり、じわじわと少しずつ痛みが進行して慢性的な腰痛になったりと人によって症状も違います。
令和4年に実施された国民生活基礎調査では、病気やけが等の自覚症状のある人の中で「腰痛」を訴える人の割合が男女ともに最も多く、日本腰痛学会臨床研究委員会が2023年に実施した「腰痛に関する全国調査」では腰痛の有病割合は、男女ともに約15%(約6.7人に1人)と報告されています。
参考文献:令和4年国民生活基礎調査 健康
日本腰痛学会臨床研究委員会/腰痛に関する全国調査
腰痛になりやすい職業は?
仕事中ってほぼ一日中同じような作業や姿勢を繰り返すことが多いですよね?
職業や重い荷物を取り扱う職業は、腰痛になりやすいと言われています。
具体的には、以下のような職業で腰痛持ちの方が多いと言われています。
医療・福祉系の職業
患者の移動や介助で腰に負担がかかる。

運送業
長時間の運転や荷物の積み下ろしが腰に負担を与える。

建設業
重い資材を持ち運ぶ作業が多く、腰への負担が大きい。

事務職
長時間座り続けることで腰の筋肉が硬直し、痛みが発生しやすい。

農業
長時間の立ち姿勢やかがみ姿勢が多いため、腰に負担がかかる。

教習所のインストラクターも腰痛になりやすいの?


そうそう!
長時間座りっぱなしだから肩こりや腰痛になる人が多いよ。
長期間・長時間の運転が原因で腰痛に

私の場合、運転支援の業務に十数年携わっています。
運転席に座っている累計時間は数千時間にもなります。
日ごろの運動不足や筋力の低下が加わり、40歳の手前くらいから少しづつ肩や腰に痛みが表れるようになってきました。
1. 固定姿勢がつづくと…
・腰椎への負担が蓄積して、慢性的な痛みにつながったり…

2. 腰だけではなく座面の血流も悪くなる
座面付近の血流が悪くなりやすい状態が続きます。


車の中では「疲れても立ったり背筋を伸ばせない」のがつらいところ
ちなみに仕事以外でも腰痛になる原因ってある?

育児も腰痛の原因に

育児も腰痛の原因となる可能性が高いです。
特に乳幼児期のだっこは腰への負担増。
1歳を超えると体重も増えて約10㎏前後になってきますし、子育て世代の30代~40代ともなると身体の衰えも出始める時期とも重なります。
仕事と家庭の両方で腰に負担を抱える人もきっと多いはずね。

腰痛用のランバーサポートクッションの活用
腰痛の対策には腰回りの筋力アップやストレッチなどもありますが、ここでは座り仕事をする方向けにクッションを利用した腰痛軽減方法をおすすめします。
腰痛クッションといっても様々な種類や形状の商品があります。
腰痛用クッションの種類
座布団型クッション
骨盤を支え、正しい姿勢を維持しやすくする。
低反発やゲルクッションなど素材もさまざま。
ゲルクッションの効果
- ・体圧分散が高い
- ・通気性が良い
- ・衝撃吸収率が高い
- ・長時間の座り作業に最適
低反発クッション
体の形にフィットし、圧力を分散する。
柔らかい座り心地で、腰への負担を軽減。
低反発クッションのメリデメ
メリット:振動吸収性、密着度
デメリット:通気性、耐久性、動きにくい
高反発クッション
しっかりとした硬さがあり、姿勢をサポート。
長時間座っても沈みにくく、腰を安定させる。
高反発クッションのメリデメ
メリット:動きやすい、耐久性
デメリット:高価格
傾斜付きクッション
前傾姿勢をサポートし、骨盤を自然に立たせる。
猫背の改善や腰痛予防に効果的。
車用クッション
運転時の腰の負担を軽減する。
長時間のドライブでも快適に過ごせる。
ランバーサポート型クッション
背もたれに設置し、腰のカーブをサポート。
長時間のデスクワークや運転時におすすめ。
ランバーサポートとは?
ランバーサポートとは、腰椎(ランバー)を支えるための機能。
椅子の背もたれに設置され、腰の自然なS字カーブを維持することで、長時間座っても疲れにくい。
腰痛用クッションを選ぶ
クッションの選び方は?


ライフスタイルや腰の状態に合ったもので候補を絞るといいよ。
- 1.どんな場所で使用するのか?
- オフィスや車の運転時など、使う場面をイメージしよう。

- 2.硬さは?
- 低反発~高反発など素材の硬さを考えよう。

- 3.素材は?
- ウレタン:低反発・高反発の両方があり、選択肢が豊富。
ゲル素材:通気性が良く、長時間座っても快適。
ビーズ素材:体にフィットしやすく、腰を優しく支える。

- 4.利便性は?
- 洗いやすさや、持ち運び可能かなどの利便性を考えよう。

ちなみにほっぷ君のおすすめは?


ランバーサポートタイプがおすすめだよ。
腰痛用ランバーサポートクッションの使い方

おすすめのランバーサポートクッションがこれ。

低反発タイプで背骨ラインのフィット感をしっかりと感じることができます。

クッションの効果を発揮するための正しいクッションの置き方です。
通常、シートの背もたれ下部と座面奥の接点部分には座ったときにすき間が生じます。

このシート角のすき間があるため、運転中は猫背になりやすく腰への負担が増えます。
深くシートに座ればこのすき間がなくなりますが、ペダル操作がしにくくなったり下半身の血流も悪くなったりするので長時間の運転ではあまり深くは座れません。
このすき間をうめるようにランバーサポートクッションを立てかけます。

ランバーサポートクッションを立てかけた状態で体重を預けると、クッションが荷重を受け止めて体圧を分散し、真ん中の切れ目が背骨を支えてくれます。
450㎞の長距離運転で腰痛軽減効果を実感
実際にランバーサポートクッションを利用して、関東と東北(片道約450㎞)を往復走行してみました。
いつもは1時間以上運転していると、左側の腰への痛みをじわじわと感じ始め、3時間を超えるとつらくなっていました。
しかし、ランバーサポートクッションを使用すると痛みをほとんど感じないくらい負担を軽減してくれました。

効果はあくまでも個人的な意見です。
座面の血流の悪さを感じゲルクッションを利用
ランバーサポートクッションによって腰への負担は軽減できましたが、座面部分(お尻の下あたり)への圧力が増して血流の悪さを感じるようになりました。

そこで、座面にジェルクッションを敷いてみました。

利用したゲルクッションはこちら。
ゲルクッションはウレタン素材に比べて少し重さを感じます。

裏側は通気性のよいメッシュ構造になっています。

使用してみた感想は、座面への圧力はやや感じるものの、運転席シート座面に比べて素材が柔らかいのでお尻から太ももにかけての接地面積が広がり、体圧はかなり軽減していると感じました。
ランバーサポートクッションと併用することでデメリットを補うことができました。

運転はアイテムに頼りすぎず、適度な休憩で下半身の血行を促進することが大切。
自宅にあるクッションでの代用は可能?
あまり費用負担をかけたくない場合、自宅にあるようなクッションでは腰痛軽減効果はあるのでしょうか?
今回はニトリのヌードクッションを1時間以上の運転で使用して効果を検証してみました。
背もたれにクッションを立てかけて体重をあずけると、荷重分散をしてくれるので背骨付近の支えになってくれます。
しかし、体制を整えたときに柔らかさ、クッション自体が崩れやすかったです。
ランバーサポートのように背骨ラインをキープしてくれる機能は期待できません。
また、身体と密着しますが放熱性は悪いため、暑い時期には不向きのようです。
腰の状態にあったものを見つけることが最重要ね!

腰痛の根本治療も合わせて検討しよう
クッションを利用して腰痛軽減効果を期待できるものの、根本的な治療を進められれば一番です。
腰痛の状態や進行度によって整形外科、ストレッチ&筋トレ、整体院なども合わせて検討してみてください。
腰痛治療①:整形外科
整形外科を受診することで痛みの原因を診断してもらうことができます。
痛みがひどい場合には、痛み止め薬を処方してもらえるため、短期的な痛みの対処としては最善でしょう。
我慢できるような穏やかな痛みの場合、改善方法として体操や筋トレするようアドバイスされました。

ストレッチ&筋トレしましょう!
腰痛対策②:ストレッチ&上半身の筋トレ
整形外科医に教わった方法でお風呂あがりにストレッチと筋トレを実施しました。
筋トレは主に肩、腹筋、背筋をきたえはじめて1~2週間後、肩や腰の痛みが一時的に軽減しました。
筋トレなどは一時的に痛みを軽減しますが、また筋力が低下すると再発しやすくなります。
継続することで効果を発揮する対策だね。

腰痛対策③:整体院
施術(筋肉のもみほぐし)により骨格を正しい位置に修正してもらえます。
自分に合った整体院を見つけることができれば中長期的には根本治療になる可能性があります。
痛みの度合いや施術後の改善度によって効果を確認しながら通院頻度を検討するのがいいのでしょう。
まとめ:シートクッションが腰痛への負担軽減効果大!
今回は、座り仕事の方向けに腰痛対策について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
内容をまとめると、
腰痛の負担軽減にはシートクッションが効果的
- ・腰痛はt以上の多くの人が感じている
- ・日常生活における身体への負荷が蓄積すると悪化しやすい
- ・ランバーサポートクッションなどのアイテムがおすすめ
- ・根本治療も合わせて検討しよう
腰痛対策は一時的に改善しても完全に治癒することは難しいかもしれません。
うまく付き合っていくためには多方面からの対策を検討してみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!