こんにちは。
神奈川県大和市、相模原市、東京町田市その他、横浜市や川崎市を拠点に活動している出張型ペーパードライバー教習のHOP STEP DRIVE !!(ホップステップドライブ)です。
ペーパードライバーの方の横に乗っているとよくこんな質問をされます。
「運転中はどこを見ればいいの?見るところが多すぎてこまる……」
運転中は見るべき場所が多すぎて初心者やペーパードライバーにとってはいつどこを見ればいいかわからないと不安になりますよね。
結論から言うと、慣れていないうちは全てを把握するのは難しいです。
つまり、段階的に視点や視野をひろげる練習が必要になります。
ではどういった方法で必要な視点の取り方が身についていくのでしょうか?
今回は運転中の視点の取り方についてお伝えします。
この記事でわかること
・運転中に見るべき場所とその理由
・カーブで見るべき場所
どの情報がもっとも大切か?
まずは運転するうえで「もっとも大事な情報は何か?」を考えてみます。
状況によりますが直進の場合、大事な情報は次のような順番になります。
情報 | 重要度 |
直進方向(直前) | ①最重要(ないと危険) |
進行方向の周囲 | ②重要(危険になる可能性がある) |
自車の横 | ③必要(将来的に必要になる可能性がある) |
後方 | ④あったほうが良い |
ではなぜこの順番になるのでしょうか?
①直進方向(直前)の情報
これは言うまでもなく、「進行する直前の情報がないと走れないから」です。
数メートル先に車が止まっている場合避けないとぶつかってしまいます。
例)先を横断している人がいる → 減速する
②進行方向の周囲の情報
次に走行位置から少しずれた周囲の情報を取ることでさらに安全性が確保されやすくなります。
③自車位置の脇の情報
これは将来的に必要になる可能性が高い情報です。
走行位置を変えるときに横の情報を取っていないと危険になる場合があります。
例)障害物をよけるときに左右どちらによけるのがより安全か?の選択
④後方の情報
最後に後方からの情報です。
後方からの車は基本的には自分の車を避けてくれるはずなので優先順位的には低いです。
ただし、情報を持っていれば行動の選択肢を広げることができます。
例)後方から追い越してくる車がいないので車線変更ができる。
以上の優先順位をふまえて走行中の見るべきポイントの割合を決めていきます。
前方への注意70%、周囲への注意20%、横への注意7%、後ろへの注意3%
運転への恐怖心があるペーパードライバーの方の場合、この割合が次のようになります。
前方への注意90%、周囲への注意10%、横への注意0%、後ろへの注意0%
ぶっちゃけまわりを見る余裕なんて全然ない!
最初はこれでも仕方ないですが、同乗している方に余裕がない場所をカバーしてもらうようにしましょう。
ベテランドライバーになると、
前方は特に何もなし!
前方への注意60%、周囲への注意20%、横への注意10%、後ろへの注意10%
というように周囲への意識を広げて危険がないかのアンテナをはっていくようになります。
カーブのとき見るべきポイントは?
じゃあカーブでも見る場所って同じなの?
カーブでも基本的な情報の取り方は同じですが、少し事情が変わってきます。
「道路がどっちに曲がっているか」、「道路に危険な障害物は落ちていないか」
こういった情報をつかんでいくことになります。
カーブの方向性と曲がり角度をとらえる
ここで少し考えてみましょう。
「カーブが急に違う方向に変化したり、障害物が落ちている可能性は高いか?」
運転をしていないとイメージが難しいかもしれませんが、この可能性は低いです。
つまり、直近の情報よりもカーブの先の情報が優先順位としては高くなります。
・どのくらいのカーブ具合なのか?
・どのくらいの道路幅なのか?
が基本的にはもっとも重要になってきます。
ということで、視点のおき場所の順位が少し変わり、割合も変わります。
前方への注意70%、周囲への注意20%、横への注意5%、後ろへの注意5%
ちなみにカーブでは③や④の脇や後方の情報の優先度は極端に低下します。
あとはスピードをコントロールすることでより曲がりやすくなります。
ペーパードライバーの見がちなポイントは?
ペーパードライバーや運転初心者の運転に乗ると8割くらいの方が前車との車間距離が近すぎます。
これはなぜでしょう?
いろいろ要因はあるのですが次のようなものが考えられます。
・走行ラインなど前の車を基準にして走っている
・この先どのような状況変化が現れる可能性があるか予測できない
・遠くを見ることがこわいので近くしか見ていない
つまり車間距離を考えている余裕がないことが多いです。
理想的な車間距離は?
じゃあ車間距離ってどのくらい開ければいいの?
車間距離の取り方はいろいろありますが、初心者の場合、メートルに置きかえる余裕などはないと考えられるので、見た目などの感覚的な取り方でいうと「道路全体が見渡せること」かつ「安心して走行できる」という距離が適切になります。
道路全体というのは自分の走行車線だけではなく、対向車線、両側の歩道、標識や信号などが見える位置です。
安心して走行できるというのは、文字どうり焦りや不安感の無い状態です。
どうやって視野を広げるの?
ではどうやって視野を広げていくのでしょうか?
そうするためにはまず大前提として「リラックスして走行できる状態」が必要です。
これは運転に限ったことではないですが、リラックスして運転できないのに周りを見ることは不可能です。
そういう状態になるまでは隣りに周りをカバーしてくれる人を乗せて練習しましょう。
リラックスして運転できる状態になったら次に止まった状態で首を動かして運転席や助手席の横サイドミラーやルームミラーを見てみましょう。
止まったときに何度も見てまずは「目線を配ること」になれていきます。
この時、右側のサイドミラーとルームミラーは目線の移動だけで確認できるのが理想的です。
もしハンドルをもって正面を見た時に、その視野の中にルームミラーと右サイドミラーが入ってなければ座席の位置を調節してください。
止まって見ることに慣れてきたら少しずつでいいので走行中でも脇やミラーなどを意識してみてください。
バックの場合の視点の取り方は?
バックは駐車場などで行う場合が大半になると思います。
ゆえに周りに車がいたり支柱があることが多くあります。
あらゆる方向に目を向ける必要があるのでとにかく練習が必要になります。
まとめ
今回は運転中の視点の取り方やポイントなどをお伝えしました。
運転中に見るべき場所は多くありますが、まずは基本的な部分を理解して視点の移動に徐々に慣れていくという方法がおすすめですので、頑張ってみてください。
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インストラクターは大和市在住で周辺道路事情にも詳しく、神奈川県内の多数ペーパードライバー講習を行った実績があります。
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