
みなさんこんにちは。
ペーパードライバー専門教習のHOP STEP DRIVE !!です。
道路標識を見つけたときに意味がよく分からなかったり、正しく読み取れずに失敗してしまった経験などはないでしょうか?
ベテランドライバーでも道路標識を完璧に理解している方は少ないと感じます。
運転ができるからといって安心は禁物。
ペーパー・ベテラン関係なく道路標識から情報を取っていくことは非常に重要ですので正しく理解していきましょう。

この記事では道路標識・標示の意味や読み取るための簡単なコツを解説していきます。
道路標識が正しく読めれば交通違反を回避できる
道路標識が読めるとどんなメリットがあるの?


交通違反を防げたり、道を間違えなくなるよ。
道路標識を読めることのメリット
・交通違反をしなくなる
・目的地までスムーズにたどり着ける
道路標識の正しい判断で交通違反を回避!

私自身の体験でこんなケースがあったよ。
- 時間指定の「指定方向外進行禁止」標識にヒヤリ!
- Googleマップのナビ機能を使って目的地に向かっている際、300メートル先の交差点で右折の指示がありました。
実際に右折するつもりで交差点に近づいたところ、「指定方向外進行禁止」の標識とともに、「大型等以外の車両(軽車両を除く)7‐9」と書いてある補助標識があり、矢印は直進と左折のみを示していました。
運転時刻は午前8時30分頃で、この交差点ではこの時間帯に右折が禁止されていました。
ナビが規制時間内に禁止されている方向を案内するのは初めての経験で驚きましたが、標識をしっかりと確認することで違反を避けることができました。

ナビでも安心せずに実際の交通規制に気をつけないとね!


このように「道路標識の理解=違反・事故防止」につながります。
道路標識・標示の種類
それでは道路標識や標示を確認していきましょう。
道路標識の種類
標識には本標識と補助標識がある
本標識とは?
図柄と文字で構成され、案内標識/警戒標識/規制標識/指示標識の4種類があります。
補助標識とは?
本標識の意味を補足をするもの。
車両の種類、曜日、時間、区域などを指定します。

案内標識
目的地への経路や地点等に関する情報を提供するものです。
青色の標識や案内は一般道に関する案内、緑色のものは高速自動車国道や自動車専用道路に関する案内になります。

出典:「道路標識一覧」国土交通省を加工して作成
案内標識には「この先○m」と書いてある予告案内標識もあります。

交通量の多い主要交差点や高速道路の出口手前などでは車線移動などの考慮区間を確保するために予告案内標識が設置されています。

見つけたら右左折がしやすい車線側に変更しておこう。
警戒標識一覧
交差点や 踏切など、危険なことや注意したほうがいいことを知らせます。
標識 | 意味 |
---|---|
![]() | 十形道路交差点あり |
![]() | ト形道路交差点あり |
![]() | T形道路交差点あり |
![]() | Y形道路交差点あり |
![]() | ロータリーあり |
![]() | 右(左)方屈曲あり |
![]() | 右(左)方屈折あり |
![]() | 右(左)背向屈曲あり |
![]() | 右(左)背向屈折あり |
![]() | 右(左)つづら折あり |
![]() | 踏切あり |
![]() | 学校、幼稚園、保育所などあり |
![]() | 信号機あり |
![]() | 滑りやすい |
![]() | 落石のおそれあり |
![]() | 路面の凹凸あり |
![]() | 合流交通あり |
![]() | 車線数減少 |
![]() | 幅員減少 |
![]() | 二方向交通 |
![]() | 上り急こう配あり |
![]() | 下り急こう配あり |
![]() | 道路工事中 |
![]() | 横風注意 |
![]() | 動物が飛び出すおそれあり |
![]() | その他の危険 |
全国各地にはいろんな動物注意の警戒標識がある

全国各地の道路に出没しやすい動物が警戒標識になっていることがあり中には天然記念物など貴重な動物もあります。
奄美大島のケナガネズミ、イリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナ、イノシシ、タヌキ、カモシカ、ウシ、ウマ、タンチョウ、カルガモ、ムササビ、ウサギ、サル、キツネ、ハクチョウ、ヤドカリなどがあります。
観光地に多いので探してみてね!

規制標識一覧
禁止、規制、制限等の内容を知らせます。
標識 | 意味 |
---|---|
![]() | 通行止め |
![]() | 車両通行止め |
![]() | 車両進入禁止 |
![]() | 二輪の自動車以外の自動車通行止め |
![]() | 大型貨物自動車等通行止め |
![]() | 大型乗用自動車等通行止め |
![]() | 二輪の自動車・一般原動機付自転車通行止め |
![]() | 自転車以外の軽車両通行止め |
![]() | 特定小型原動機付自転車・自転車通行止め |
![]() | 車両(組合せ)通行止め |
![]() | 大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止 |
![]() | タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め |
![]() | 指定方向外進行禁止 |
![]() | 車両横断禁止 |
![]() | 転回禁止 |
![]() | 追越しのための右側部分はみ出し通行禁止 |
![]() | 追越し禁止 |
![]() | 駐停車禁止 |
![]() | 駐車禁止 |
![]() | 駐車余地 |
![]() | 時間制限駐車区間 |
![]() | 危険物積載車両通行止め |
![]() | 重量制限 |
![]() | 高さ制限 |
![]() | 最大幅 |
![]() | 最高速度 |
![]() | 最低速度 |
![]() | 自動車専用 |
![]() | 特定小型原動機自転車・自転車専用 |
![]() | 普通自転車等及び歩行者等専用 |
![]() | 歩行者等専用 |
![]() | 一方通行 |
![]() | 車両通行区分 |
![]() | 専用通行帯 |
![]() | 路線バス優先通行帯 |
![]() | 進行方向別通行区分 |
![]() | 一般原動機付自転車の右折方法(二段階) |
![]() | 一般原動機付自転車の右折方法(小回り) |
![]() | 環状の交差点における右回り通行 |
![]() | 平行駐車 |
![]() | 警笛鳴らせ |
![]() | 警笛区間 |
![]() | 徐行 |
![]() | 前方優先道路 |
![]() | 一時停止 |
![]() | 歩行者等通行止め |
![]() | 歩行者等横断禁止 |
指示標識一覧
停止線や進んでも良い方向など、ドライバーに指示をあたえる標識です。
標識 | 意味 |
---|---|
![]() | 並進可 |
![]() | 軌道敷内通行可 |
![]() | 駐車可 |
![]() | 停車可 |
![]() | 優先道路 |
![]() | 中央線 |
![]() | 停止線 |
![]() | 横断歩道 |
![]() | 自転車横断帯 |
![]() | 安全地帯 |
![]() | 規制予告 |
補助標識一覧
標識 | 意味 |
---|---|
![]() | 距離・区域 |
![]() | 日・時間 |
![]() | 車の種類 |
![]() | 駐車余地 |
![]() | 駐車時間制限 |
![]() | 始まり |
![]() | 区間内 |
![]() | 区域内 |
![]() | 終わり |
![]() | 通学路 |
![]() | 追越し禁止 |
![]() | 前方優先道路 |
![]() | 踏切注意 |
![]() | 横風注意 |
![]() | 動物注意 |
![]() | 注意 |
![]() | 注意事項 |
![]() | 規制理由 |
![]() | 方向 |
![]() | 地名 |
![]() | 始点 |
![]() | 終点 |
いろんな種類があるんだねー。

道路標示とは?
道路標示とは?
道路標示とは、ペイントや道路びょうによって路面に示された線や記号・文字のことで規制標示と指示標示の2種類があります。


摩耗や破損、雨の影響などで確認しづらいこともしばしば。
規制標示 | 意味 |
---|---|
![]() | 転回禁止 |
![]() | 追越しのための右側部分はみ出し通行禁止(中央線) |
![]() | 進路変更禁止 |
![]() | 駐停車禁止 |
![]() | 駐車禁止 |
![]() | 最高速度 |
![]() | 立入り禁止部分 |
![]() | 停止禁止部分 |
![]() | 路側帯 |
![]() | 駐停車禁止路側帯 |
![]() | 歩行者用路側帯 |
![]() | 車両通行帯 |
![]() | 優先本線車道 |
![]() | 車両通行区分 |
![]() | 専用通行帯 |
![]() | 路線バス等優先通行帯 |
![]() | 進行方向別通行区分 |
![]() | 右左折の方法 |
![]() | 平行駐車 |
![]() | 直角駐車 |
![]() | 斜め駐車 |
![]() | 特例特定小型原動機付自転車・普通自転車の歩道通行部分 |
![]() | 普通自転車の交差点進入禁止 |
![]() | 終わり |
指示標示 | 意味 |
---|---|
![]() | 横断歩道 |
![]() | 斜め横断可 |
![]() | 自転車横断帯 |
![]() | 右側通行 |
![]() | 停止線 |
![]() | 二段停止線 |
![]() | 進行方向 |
![]() | 中央線 |
![]() | 車線境界線 |
![]() | 安全地帯 |
![]() | 安全地帯または路上障害物に接近 |
![]() | 導流帯 |
![]() | 路面電車停留場 |
![]() | 横断歩道又は自転車横断帯あり |
![]() | 前方優先道路 |
通学路でよく見るスクールゾーンとは?
スクールゾーンとは?
スクールゾーンとは、交通事故から子どもを守るために設定された交通安全対策の重点地域の呼び名で、都道府県公安委員会が決定した道路交通法上の規制が適応されます。
一般的に小学校を中心とした半径約500メートル程度の通学路が対象で、道路標識や標示、看板などで示されます。
時間指定による通行規制がある場合、指定時間に通行できるのは通行許可車両のみです(規制区域内の居住者でも許可証が必要)。
また、通年での規制適用となるため夏休みなど学校が休みの期間でも注意が必要です。

参考:下野市「スクールゾーンをご存知ですか?」
間違えやすい道路標識は?

似ているため間違いやすい標識の一例。
![]() 車両進入禁止 | ![]() 車両通行止め |
「進入禁止」は、特定の方向からの進入だけを禁止するのに対し、「通行止め」は、すべての方向からの通行を禁止します。
![]() 一方通行 | ![]() 指定方向外進行禁止 |
「一方通行」は、その標識から先は矢印の方向へしか進めないことを示します。
一方、「指定方向外進行禁止」は、矢印の方向以外の方向へ進むことを禁止する標識です。
![]() 駐車禁止 | ![]() 駐停車禁止 |
「駐車禁止」は、駐車は禁止だが停車は可能。一方、「駐停車禁止」は、駐車も停車も禁止です。
駐車や駐停車の違いについては詳しくは別コラムで解説しておりますのでご参考に。
走行中の読み取り不可能!?分かりにくい道路標識

実際にあった分かりにくい標識を紹介するよ!
君はわかるかな?

交差点に二つの標識がありました。
補助標識による時間指定が複雑で、走行中の数秒で理解するのはほぼ不可能かと思います。

要約すると、「休日以外の月~土曜の7:30~8:30と日曜休日の12~18時は直進のみで、それ以外の時間は直進と左折が可能」となります。
左側の時間表記が特に分かりにくいわね。


実際は可変式標識で確認できたので混乱は少なかったです。

道路標識を上手く読み取るコツは?
上手く読み取るコツってあるの?

標識を読み取りやすくする4つのポイント
①特有の表記を覚える
②規制がないか確認する癖を
③予告案内を意識する
④アクセルオフで読みやすく
①特有の表記を覚える
標識特有の表記があります。
例えば「大型等以外の車両」。
乗用車とは書いていないけれど、乗用車も適用範囲です。
②規制がないか確認する癖を
交差点に進入する時安全確認と標識確認がセット!
「一時停止」や「指定方向外進行禁止
」を探す癖をつけましょう。
③予告案内を意識する
慣れない道路の走行には案内標識は欠かせません。
予告の標識を探せれば案内標識へ自然に目が行くので道を間違えにくくなります。
④アクセルオフで読みやすく
標識見るにはまずはアクセルオフ。
情報を読み取りやすくなります。
親子で一緒に学べる!道路標識関連グッズ
道路標識はいろんな種類があって色も様々。
小さい子どもも結構興味をもつことも多いですよね。
子どもと一緒に楽しく学べるグッズをご紹介します!

お風呂の壁に貼れる道路標識一覧表
お風呂に貼ればなかなかお風呂に入ってくれないお子様にも効果的!
大人は眺めるだけでも勉強になるので一石二鳥!
ミニカーなどと組み合わせて遊べる日本の道路標識セット
乗り物好きの子どもにも大好評!家にあるミニカーと組み合わせて遊べる道路標識セット。
世の中の標識、マークやピクトグラムを調べよう!
街中で見つけたあの気になる標識はどんな意味?
そんな子どもたちの素朴な疑問に答えることができる本。
道路標識に限らず商品などでよく見る身近なマークの勉強ができます。

私の子どもは街中の看板で漢字が読めるようになったよ!
プレゼントにも好評!自転車交通ルールが学べるトイレットペーパー
自転車の交通ルールがマンガ形式で描いているおもしろグッズ。
プレゼントとしても役立てられます。
道路標識に関してのまとめ
今回は様々な道路標識や標示に関することを確認してきましたが、いかがでしたか?
内容をまとめると、
まとめ
・道路標識にはたくさんの種類がある
・道路標識の全てを覚える必要はない
・道路標識を探す癖をつけることが読み取る第一歩
みなさんも身近にある道路標識などからしっかりと理解を深めていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!